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中小企業の退職金制度 その2
中小企業の退職金制度はシンプルに作る必要がある。仮にポイント制を導入した場合は管理コストが発生することも十分検討しておかなければならない。
「社長が考える退職金制度とはどんなもんですか」
この部分が制度設計において肝心な部分である。
「退職金ねぇ〜、退職金というのはですよ、長年うちの会社で働いてもらって、それをお疲れ様っちゅうて渡すもんやと考えとりますよ。なんかおかしかですか」
「いやいや、しっかりした考えと思いますよ。それじゃぁ・・・会社への貢献度に応じて退職金の額が異なるべきですよね。今のこの退職金制度で貢献度が反映されるとですか」
「ん〜っ、うちん制度は基本給に掛算して計算するようになっとうから・・・基本給はなるべく抑えるようにしとうですもんねぇ・・・いやぁ貢献度がぁ反映されとうとうは言えんですね。うちんごたぁ小さな会社でも簡単にできて貢献度が反映される退職金制度にすることはできるとですか」
制度設計は会社の業種や財務内容や社内制度の内容、平均勤続年数等を考慮してその会社に適したものにしなければならない。何故なら、前述したように退職金は会社にとっては長期確定債務、つまり長期借入金と同じ正確を有したものだからである。
「賃金制度が社員さんの成果が反映されるものに作りかえましたから、退職金も勤続年数重視の右肩上がりのものから、社員さんの会社への貢献度に応じて上昇していくスタイルのものにしましょうか」
私は、会社貢献度連動型の退職金制度の設計を薦めた。この退職金制度は勤続年数が多いだけでは額が上昇せずに、会社への貢献度により額が加算される仕組みを採用した制度である。社長へ大まかな制度の内容を説明した。
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