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博多発 大津社労士のコンサルティング中継 第 3 話
中小企業の退職金制度 その1
「先生の言われる通りですね。賃金体系が新しゅうなれば今ん退職金規程が古ぼけて感じますね。ちゅうより、こん退職金制度のまんまやったらいかんですね」
賃金コンサルティングが終了した会社の社長の言葉である。賃金体系を今の現状に適したものにリニューアルした場合、退職金制度もそれに合わせてリニューアルしたほうがベストであり、退職金も規程等で明確にしている場合は労働基準法上の賃金になってしまうことも十分に把握しておく必要もある。
「社長んところの今の退職金制度では、退職金の額が基本給に退職係数を掛けて算出するようになっとうですね。これやったら給料が上がれば必然的に退職金も上がることになりますよ。これは会社の現状に合っていると思ってありますか」
「いや、いかんですよ。この規程も昭和の時代につくってもらったもんですもんね。あんころは会社も右肩上がりやったから、これでも問題なかったですもんね。せやけど、今はあん時と違いますもんね。先生、今のうちの現状にあった退職金制度っちゃどげな風になるとですか。なんかポイント制とか聞いたことがありますばってん、そんポイント制っちゅうことになるとですか」
退職金制度につていも少しは関心があるようであるが、そもそも会社にとって退職金制度は長期確定債務であるため、もう少し真剣に対策等を考えておくべき問題である。
「いいえ、ポイント制の導入は難しいですよ。この制度は社員さんへの評価制度が確立していることが前提になりますから社長のところでは止めといた方がいですね」
「それじゃぁ、どげんすればよかとですか」
つづく
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